派遣会社の流れ

派遣という社会問題

5年前までIT派遣労働者だった者です。
派遣というと正社員より責任が軽いと思われがちですが全然そんな事はありません。
正社員より福利厚生は悪く、責任は同じか、押し付けられる場合すらあります。
唯一正社員より良いのは手元に残る給与ですが、これは福利厚生、安定を犠牲にした結果なので見合っているとは思いません。
私は運良く、派遣先企業に拾ってもらい、給与スキル共にアップする事が叶いましたが
派遣ゆえに苦しみ命を断った知り合いの事を思うと悔やんでも悔やみきれません。

 

アメリカの非終身雇用に倣い、派遣労働者法を緩和したのかも知れませんが
現場では給与は正社員と殆ど変わらず、安定はない。といった不幸な労働者が増大したばかりでした。
最近でこそ、「同一労働同一賃金」といった言葉が叫ばれるようになりましたが
この10年間は本当に酷い状況だったと感じます。

 

特に多重派遣を行っているIT系派遣会社。ITバブル以来違法違法と言われつつ全く改善されないまま平成が終わろうとしています。
国内電機メーカーが次々と倒れている事と無関係だとも思えません。派遣労働者法緩和は明らかに失策であったと感じています。
第3のITバブルを日本国内から起こすためにも、教育、企業は人材をじっくりと育てるという事を覚えなくてはならない時期に来ているのかもしれません。